病院案内

理事長ごあいさつ

理事長 中下 健

技術のみにとらわれない
全人間的な、心ある医療を

医学の世界の、
めざましい進歩のなかで

現代の科学技術の発展に伴い、医学の世界もまた、めざましい進歩をとげつつ、21世紀を迎えました。
このような状況のもとで、医療もますます専門的に細分化され、社会のニーズに沿うべく構造の変革を迫られています。私どもの病院はまず、
(1)整形外科という、生命の維持に直接関係はしないものの、快適な生活に欠かすことのできない脊柱・四肢(手足)の運動器官を治療対象とする医学
(2)循環器科という、時には生命を脅かす心臓と血圧の疾患を治療対象とする医学 2科でスタートさせ、現在は5科で成り立っております。

地域医療のレベルの向上に

最近、社会の高齢化にともなう運動障害・心臓疾患の急増、スポーツに於けるメディカルチェックなど整形外科と循環器科との協調が望ましい場合が少なくなく、その相乗効果には計りしれないものがあります。
設備面についても、両科で共用できる優れた医療機器を導入できたことは、地域医療のレベルの向上に役立つものと思います。
専門病院がその機能を充分に発揮するためには、地域のプライマリケアを担う医師や他の医療機関との連携が大切であり、相互に協力を惜しまず地域での役割を明確にしていきたい思います。
また、専門的医療を実践するにあたり、なによりも重要なことは、技術のみにとらわれない全人間的な、心ある医療を見失わないことでありましょう。
職員一同、医療従事者としての情熱をもち、時代に則した医療を追求すると共に、地域の人々に多くの福音がもたらせることを願うものであります。