診療案内

人工膝関節

人工肩関節

肩の関節が変形し、肩が痛み、動かせなくなった状態を変形性肩関節症といいます。
加齢や骨折後の変形・腱板広範囲断裂に合併して変形が起きるもので、生活に支障があれば人工肩関節置換を行います。
人工関節には人工骨頭・人工肩関節・反転型人工肩関節などの種類があり、病状に応じて使い分けます。術後は肩の痛みが軽減し、動きや筋力の改善によって楽に生活できるようになります。

人工肘関節

関節リウマチや骨折後の変形で、肘が痛くて動かせなった状態を変形性肘関節症といいます。
生活に支障がある場合には人工肘関節置換を行います。
表面置換型と半拘束型の2種類がありますが、年齢や変形に応じて使い分けています。術後は痛みが軽減し、動かせるようになるため、楽に生活できるようになります。

人工膝関節

変形性関節症や関節リウマチにより、膝関節軟骨が摩耗した太ももとすねの部分の表面を削り、金属をかぶせ、金属と金属の隙間にポリエチレンを挿入する手術です。
日本国内では40年以上前より行われており、手術手技および材質の進歩により、耐久性も良くなっています。
変形の度合いにより、関節全体に金属をかぶせるタイプと、悪い部分のみに金属をかぶせるタイプがあり、それぞれ長所、短所を検討し治療しています。
比較的高齢の方が手術適応になりますが、術後は生活レベルが向上し、多くの方が旅行やパークゴルフなどを楽しまれています。

人工股関節

当院では、年間100例以上の人工股関節手術を行っている股関節専門医(日本人工関節学会認定医)が北海道大学病院より出張し、股関節専門外来・人工関節手術を行っております。
変形性股関節症、大腿骨頭壊死、リウマチなどにより軟骨がすり減って変形してしまうと、痛みが強くなり歩くのが困難になります。
人工股関節置換術は悪くなった骨盤と大腿骨の骨を取り除き、替わりに金属(インプラント)を挿入する手術です。手術は1時間~1時間15分程度、手術翌日より歩行訓練を開始し、介助入浴は術後2日目より可能となります。入院期間は年齢などにもよりますが、2~4週間程度です。
数ある人工関節の中でも最も術後成績が良いといわれており、術後はつらかった痛みから解放され、できなくなっていた趣味のスポーツにも復帰される方も多くいらっしゃいます。